Q&A

ステロイド外用剤を使用すると、色が黒くなる?
使用したから黒くなるのではありません。炎症などのために一時的に黒くなることもありますが時間がたてば薄くなってきます。
妊娠中や授乳期にはステロイド外用剤は使えない?
妊娠中の薬の使用は、誰もが胎児への影響を考えて不安に感じるものです。しかし、ステロイド外用を必要とする病気には、毛嫌いして使うのをためらっていると、かえって元の病気が悪化し、不眠などの原因になることがあります。産婦人科や皮膚科の先生と相談して、症状に合わせたステロイド外用剤を上手く使っていくことが大切です。
ステロイド外用剤は子供や老人に使っても大丈夫ですか?
子供や老人には作用の弱いタイプのステロイド外用剤を使います。医師の指示に従って使用している分には、副作用の心配はありません。副作用を訴えるほとんどのケースは自己判断で塗らなくてよい部位まで塗ったり、治っているのに塗り続けた場合などです。こまめに医師の判断を仰ぎましょう。
ステロイド外用剤を使うときに注意することはありますか?
医師の指示に従って、塗る量とか回数を守ることが大切です。症状の強さ、部位、年齢などを総合的に皮膚科医は判断して、個々の症状に応じた処方をいたします。決して自己判断で使用しないようにして下さい。
蕁麻疹の原因は食べ物?
蕁麻疹の原因はさまざまで、食べ物や薬剤などに対するアレルギーが関与するものから感染症、温度、疲労やストレスなどアレルギーが関与しないものもあります。しかし、原因が特定できない「原因不明」の蕁麻疹が実は非常に多く、約70%を占めています。原因・誘因が明らかな蕁麻疹の場合は、それらを避けることが治療の基本です。原因・誘因が判らない蕁麻疹の場合はお薬(抗アレルギー剤を中心とした)をきちんと使って治療していきます。内服方法・回数などは個々の症例に応じて違いますので、医師の指示に従って使用して下さい。自己判断で薬を止めたりすると、蕁麻疹が慢性化することもあります。